☆黒潮の画家 田中一村 ☆ by そのリン

奄美空港から、車で10分ぐらいの場所に、奄美パークがあります。
奄美パークは、奄美大島の歴史や文化を紹介したり、お食事もおいしい、おすすめのスポットです。

その施設の中に、「田中一村記念美術館」があります。美術館には、田中一村の絵が年代別に展示しています。
田中一村の絵は、奄美の焼酎のラベルにもなってもおり、「奄美の杜」シリーズが楽しみです。
初期の日本画から、奄美時代の絵画。
奄美の自然を描いた掛け軸は、退色もなく、あざやかな色が残っております。

田中一村は、明治41年に栃木県に生まれ、18歳のときに東京美術学校(現在の東京芸術大学)日本画科に入学しました。同期には東山魁夷、加藤栄三がいました。いろいろ苦労をしながら、昭和33年、50歳の時に、奄美大島の名瀬の近くに移り住み、大島紬の工場などで染色工として働きました。
一村が魚屋さんの店先で写生をした時、店主は写生がすむまで、モデルの魚や伊勢えびを売らないので、いたんで売り物にならなかった事もあったと言ってました。
一村は、お金がたまると、仕事をやめて絵に没頭し、お金がなくなると働くといった、生活をしました。
昭和52年(1977)、69歳でその生涯を終えましたが、
生涯、独身をつらぬき、絵を描くことに命を燃やしました。
まるで、ゴッホのようですね。

田中一村の住居は奄美空港から、名瀬に行く途中にありました。家は移築されて、今の場所になってます。
家は、狭く、ここで、あの作品を描いたとは、信じられませんでした。
家の裏手には、大島紬の泥染め用の池があり、わたしたちが、
家を見ていると、職人さんがどろ染めにこられました。
一村さんが、愛した奄美大島。
わたしの、ふるさとです。(写真:「アダンの浜」あやまる岬)

田中一村記念美術館 
http://www.amamipark.com/isson/isson.html
































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